間違い探し
□STORY10〜yuki…
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「恥ずかしかったの!!もぅ何が何だかわからなかったの。びっくりして…祐希がっ祐希が出るから…///」
顔を赤くして俯く名無しさんの
白くて透明な肌を抱けば
ぇっ…って顔してガラス玉みたいな目がオレを見る。
祐希「少しだけ、こうしててください。」
「でも、しっ心臓うるさくなっちゃう…」
名無しさんは空色や海色が好きなんでしょうね。
祐希「名無しさん、その青系の色似合う。」
「そ、そぉ??///さ、いきんね、青が好きなの…」
全然着てなかったんだけどね、って口を尖らせながら言う名無しさんはやっぱり綺麗。
「浴衣が似合うって言ってた、から」
小さくて今にも消えちゃいそうな声。
名無しさん自信もオレが聞こえてないって思い込んでるみたいで。
泳ごって笑った顔を見たら確信した。
ばーか。
聞こえてますよ、全部。
オレの心の声は誰にも聞かせてやらないけど
いつか、
いつか思いが届く日がきたら。
その時は全部言ってあげますよ。