夏休みとあの人。

□おばあちゃん家。
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家を出てから4時間。

飛行機に乗ってから3時間。


ばあちゃん家についてから約5分前。


「やぁっと着いた…」


ふぅーってため息ついてから…約数秒??

一個一個数えるのがめんどくさくなって、
〜から、何時間っていう心の中でやってたゲームを中止する。


「あ、ジュース飲んでいい??」


ばあちゃん「飲みな飲みな、いくらでもあるよ」


ばあちゃん家には三ツ矢サイダーがある。


暑中見舞いなのかな。


そして…


「そうめん…」


お決まりのそうめん。


じいちゃんが好きなんだ。


海が近くにあるこの街…
いや田舎ですが。


耳を澄ませれば綺麗な海の音。


アキ姉は私の叔母であり、お母さんの妹。


「アキ姉、食べないの??」


アキ「んー…」


ごろごろして中々起き上がらない。


そんなアキ姉をみてばあちゃんが怒る。


去年も似たようなことがあったな。


去年も一昨年も変わらず、この田舎にきている。


何故だか懐かしくなるから。


きたいと思うから。


アキ「いやぁ今年はまさか自分のお金でくるとはね〜(笑)」


そう。
去年はバイト代があまりたまってなかったから両親にお金を出して貰ったけど、
高校二年生の夏。

バイト代できた。


キャリーバッグに入れてきた服などをタンスに詰めたりして、いつの間にか夕方になっちゃった。


「じいちゃーん。海行っていい??」


じいちゃん「あまり遅くならないでな」


「はぁーい」
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