間違い探し

□STORY6
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図書室に本を読みにいこう、
そう誘われた私は彼らがいるクラスの階に行った。


春「あ、苗字さん!!」


たったったっ、って走ってくる松岡くん。


「松岡くん、前髪がふわってなってるよ(笑)」


ぴょんぴょん跳ねてる松岡くんの前髪を、ぱっぱって直してあげる。


春「ぁ//ありがとうございます//」


「はいはい」


少しの間の沈黙。


春「ぁ、あの、苗字さん!!」


「んー??」


春「ぼ、僕の名前!!」


僕の名前…??


「春??」


春「///」


名前の方を呼んでみると顔を真っ赤にさせた。

照れてるんだろうな、可愛い。


春「ここ、今度呼ぶときもその…名前でいいですから///」


顔を真っ赤にさせながら俯く春ちゃんはたこさんみたい。


「春ちゃん」


春「ち、ちゃん付け!?」


「いいの(笑)ちゃん付けね。」


強引にそう言った私を不満そうに見ながらまだ顔を真っ赤にさせてる春ちゃん。


嬉しいくせに(笑)


「私のことも名前いいよ」


春ちゃんはしばらく
うーん、って考える。


春「…名無しさんちゃんさん??」


「はい♪♪よくできました。」


…ちゃん付けの上にさん付けか。
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