間違い探し
□STORY3〜kaname…〜
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あぁ〜…
ったく。
なんなんだあいつら。
なにが、
要ならクラスの皆だけでなく、学年の皆をまとめられると思いまーす
だ。
あんの、バカ祐希…!!
あいつのせいで生徒委員会に入ることになっちゃったじゃねーか…!
…まぁ高校には役に立つと願うとするか。
今更、オレ生徒会やめます
とか言えねーし。
くっそ、イライラが収まんねー。
「ちょいちょい、そこの一年生君。」
要「あぁ??…あ、すいません。なんですか。」
振り向いたらそれはなんだか、違うところから来た人みたいで。
決して日本人離れしてないけど、綺麗な透き通るような目が心のモヤモヤを浄化するみたいに吸い込まれそうになった。
「ふふっなぁーにイラついてるの??(笑)
君、生徒会の子でしょ??生徒会室、反対側だよ??」
要「あ、そうですか。すみません。」
んーん、いいの。って笑った先輩は綺麗だった。
「…私も生徒委員会に入ってるから、一緒に行こ??」
きっと俺を気遣ってくれたんだろう。
迷子になるから、と差し伸べられた手がそれを物語ってる。
要「手、手ぇ繋ぐんすか…//」
ぁ、やだよね〜ごめんごめんって眉毛を下げながら謝った先輩に
なんか、罪悪感が出てきて。
要「いいっすよ、繋ぎましょうよ、迷子になるから。」
「んふふ、ありがと」
歌うように喋る先輩にどんどん飲み込まれてく。