氷天

□序章 氷天のギルドマスター
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盗賊のアジト前でアーシャとサーガが隠れながら話をしている
「此処みたいだな」
『みたいですね』
俺が先行すると言って先に進むサーガ
後から続こうとするアーシャを後ろから捕まり、口に布を当てられる
『んー!?』
もがいていると眠気が襲ってきて、直ぐに眠ってしまった
サーガがそれに気付くが、便所か?と思いながら先に進む
アーシャが目を覚ますと見張りが此方を見ていた
更にアーシャは気付いた
装備が全て無く、あるのは防具の下に着ていたシャツとズボンだけだ
見張りの隣の台の上に装備が有る
するとあたりが騒がしくなると見張りが呼ばれて階段を上がっていった
『今なら脱出できる…!』
そう考え、扉に体当たりする
だが扉はびくともしない
そうしてると扉越しに見ていた壁が吹き飛び、赤い髪少女が出てきた
「あれ?人がいる」
背中に刃を浮かばせながら此方をみる
扉の南京錠を壊して、じゃあね。と言いながら来た道を引き返した
『あ、待って!』
が呼び止めるが少女はそのまま何処か行ってしまった
『…とりあえず出よう…』
アーシャが扉を押すとさっきとは違い、直ぐに開いた
防具と武器、二本の鞘を固定するベルトを付け、鞘に剣を入れた瞬間階段からサーガが現れる
「ん、アーシャか」
『サーガさん!』
サーガと合流したアーシャは赤い髪の少女の話をした
長袖のシャツ、長い裾のズボンを着た少女の話をする
「ああ…灯乃火か」
灯乃火?とアーシャが聞き返すとサーガは露骨に至極めんどくさそうな顔しながら説明していると階段の方からこえがする
「どうすんの!?依頼失敗したじゃない!」
「ララ、僕達は一ヶ所重要地点を守る様に言われたから悪くないはずだよ」
階段から降りてきたのは目が灰色で目を灰色の髪で隠し、髪が横が長く、後ろが短い男性
茶髪で片方は目が紅く、片方は黒い、髪が全体的に短い女性
「くそ狼が来やがった!」
「うわぁ…かき氷馬鹿がいるよ…」
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