アイドル2

□SolidS里津花相手
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翼君もいい感じのお兄さんでした。

「編入試験はどうだった?」
「無論完璧なのだよ!私が試験落とすとかないしー。」
「ふふっそんな頑張った水華にビッグチョコケーキのご褒美だよ。」
「わーい!!」
「懐かれてんねー。」
「ふふっおじさんに頼んで赤ちゃんの頃からの写真はちゃんと…」
「燃やしてしまえ!!」
「ダメー。」

おのれっ

「学園都市っつー事はやっぱりアレ?超能力者?」
「まぁ外の人にとってはそうなるかな。学園都市の中じゃ0から5までの六段階にレベル分けされてて、超能力者を名乗れるのはレベル5のみ。それまでは能力者、だよ。」
「へぇー。」
「水華はレベル4の大能力者、だよね。」
「うむ。レベル5は面倒くさそうなので別にならなくてもいい。」
「面倒くさそうって…」
「だーって…どっかの戦争を止めるとか、国政に駆り出されるんだもん。絶対ヤダ。」
「うーん…おじさんはそんな事しなさそうだけど…」
「パパはしなくても、ほかの人はやりそうだもん。」
「あー…」
「お父さん?政治家なの?」
「国会議員してるよ。」
「…マジ?」
「うん。」

まぁパパはね。

「それよりどんな学校なの?」
「んー?デザイン学科。これパンフ。」
「へぇ。普通高校なのにそんなのあるんだね。」
「うん。」
「ほー…お、これカッケェ。」
「水華は昔から服とかアクセサリーとか作るの好きだもんねぇ。」
「ぶー…能力は念力が良かったぁ…」
「まだ言ってるの?」
「だってー…テレポートじゃ縫い物出来ないよー…」
「ふふっそれが水華の才能なんだから。」
「まっ道具の移動は楽で良いね!」
「そうだね。」
「へぇ、水華ちゃんはテレポートなんだ。」
「うん。」

後はお家に帰る。
だけ。

「水華、お部屋の片付けは大丈夫?」
「うん。」
「今日からマンションなんだよね。大丈夫?」
「うん。」
「(さっきから適当に返されてるような…)」
「うん、大丈夫じゃないね。」
「(は!?)」
「えー?」
「水華がうんしか返さないのは大丈夫じゃないの。はい、これ食べたらお部屋ね。」
「…はーい…」
「…」
「翼?」
「うん、里津花が里津花過ぎるのが良く分かった。」
「はい?」

なんの事だろ?
ビッグチョコケーキ美味っ
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