アイドル2

□ツキプロ×超電磁砲×文スト
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「あのー。」
「ん?」
「はい?」
「あ?」
「…うん、やっぱりいい感じ。お時間あるなら絵のモデルして頂けませんか?」

ド直球。
凄いね。

「絵?」
「そう。これはさっきこのお兄さんにモデルしてもらったの。」
「うわー!凄い!!」
「へぇ……確かに天使…」
「君…男?」

失礼な。

「残念ながら男です。」
「はぁー…どこかに共に心中してくれる美女はいないものか…」
「居ねーよ。」
「いないと思います。」

し、心中?

「で?俺達をモデルに何描こうってんだ?」
「悪魔。ぴったりの雰囲気だし。」
「ぶふっ…」
「まぁ…確かになァ…」
「良いんじゃない?悪魔な中也…ぶふっ」
「手前…」
「えと、良いの?」
「えーと、いいと思うけど…」
「じゃあそこに座って下さい。」
「ったく…」

悪い人じゃ無さそう。

そしてさっきも思ったけど、下描きをそうしないんだなぁ。

「…うん、出来ました。」
「「「早っ!!」」」
「…」

正直に言おう。
迫力が凄い。
正直、絵だけでこんなに怖いと思ったのは初めてだった。

「「っ!?
」」
「お嬢さんは本質を見抜く力があるようだねぇ。特に中也と敦君!中々良い表現だと思うよぉ?」
「っ…」
「えっと…二人の悪魔とこの前ホワイトタイガー見てかっこよかったから。」
「あ、ありがと…」
「あ。これ。文化祭の招待チケット。これ展示するから。」
「お、おう…」
「ふふっありがとう。」

しかし…凄いなぁ。

「…」

そして鳴り響く音。
これは…

「あ?」
「敦君…」
「いっいえ!僕じゃありませんよ!!」

俺も違う。
となると…

「…お腹空いた…」
「水華ちゃん…ちゃんと食べよ?」
「…うーむ…流石に2日ご飯食べないとお腹減るなぁ…」
「「今すぐご飯食べよう!?」」
「ほら中也。可愛い年下君のお誘いなんだよ?私は嫌で嫌で仕方ないけど。」
「俺も手前がいるのは気に食わねぇが…まぁ仕方ねえな…」

お知り合い?

「「腐れ縁だ。」」
「…あはは…」

そしてこれが。
俺の人生にも関わるとは今はまだ知らず。
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