アイドル

□里津花さんほのぼの?
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それにしてもあのお兄さんどこかで見たような?

まぁいいや。

「久しぶりに歩くかー…」

運動不足なんて、笑えないからね。

コンビニを出て歩く。
早朝の空気はどこも似てて面白い。

「んーと…この近くのカフェ…早朝でもやってる…」

うん、少し歩くけどあるね。
じゃあ行ってみよう。
たまにはカフェも良いよね。
コンビニ行った後だけど。

おしゃれなカフェはカフェテリアで。
1発で気に入った。
川沿いにある、カフェ。

のんびり、なんて…した記憶も無いわね。

「…あの。」
「ん?」
「相席、いいですか?」
「ああ、どうぞ。」
「ありがとうございます。」

あら、可愛い女の子。

「すみません…たまたま早く起きて散歩してたらお腹空いて…でも…」

ふと周りを見てみると。
朝早いサラリーマンがそれぞれの席に着いていた。
ああ、これじゃ頼みにくいわよね。

「ふふっ私も可愛い女の子と知り合えて良かった。」
「ぅえ!?あああたし別に…」
「ふふっ…大学生?」
「あ、はい…課題がぁ…」

私も苦労したわ。
遠い過去だけど。

「…」
「ふふっ私アメリカについ最近までいたの。アメリカは飛び級制度があるから。」
「ああ…って!!じゃあ!!」
「大学出たのは10歳位よ。」
「おおお…」
「そこからずっーと…医者やってるわ。」
「お医者さん!!凄い…女医さんだ…」
「ふふっ凄い事も無いわよ。今印税でニートだし?」
「は?」
「軽く教授位に付いて医学書出して。ちょっとゆっくりしようと思ってね。」
「いや、全然凄いです…あ、あたし叶凪理世って言います。」
「私は霧澤水華よ。」
「えへへ…」

こういう若い子と話すのも良いものね。
しばらく話して別れた。
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