アイドル
□ツキパラ。
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「てなわけでお願いします。」
「あのさー…わざわざリサーチしたい美容院あるからってなんでオレ達?」
「オレー…この前切った。」
「ふふっ良いじゃん翼。そろそろ新しい所見つけたいって話してたトコだし。」
「まー…良いんだけどー…」
オレとした事が水華の事…や、別に忘れてた訳じゃないんですよ?
ただ…ほら、オレ達アイドルが忙しくってね?
「あ、あそこ。」
「どこだよー?」
「んーと…」
「…ね、そこのお嬢さん。」
「はい?」
「…、あのこの辺に美容院あるからって探してるんだけど。」
「「(おお、流石リッカさん!)」」
「ああ、でしたらここです。」
「ここ?」
ん?
あれって…
「っていうか…アイドルって気づいてないのか?」
「でもアイドルって専属の人とかいるんじゃないんです?」
「「へ?」」
「おー…流石水華ー。」
「黙れ。大方うちの店見に来るのに巻き込んだんでしょ。お二人に謝んなさい。」
「ごめんなさい。」
「ったく…」
「えーと?」
「あ、すいません。私、このアホの幼馴染みの霧澤水華と言います。付き合わなくていーですよ。」
「水華ひどいー。
」
「大体なんで来んのよ。この前髪切ってあげたでしょ!」
「「え!?」」
「うん。でもー…」
「どーせ葵が知ってて自分が知らなかったのが嫌なんでしょ。すみませんアホが。」
「「あ、いえいえ。…新、どういう事?」」
で、サクッと事情せつめー。
「なるほどな。そんで。」
「そーなの。」
「はぁ…すみません。」
「ふふっ大丈夫だよ。」
「…水華ちゃんと美容師みたいー。」
「あんたは全然アイドルじゃないわよねっみたいって何よみたいって…」
「ひでー。」
「もー…葵に言ってきた?あんた何も言わずに来たら葵また心配するわよ。」
「んー…言った…かも?」
「まぁ出る時春に会ったから分かるでしょ。それに、美容院探してたのは本当。なかなか良い美容師さん見つかんねーから。」
「てことで二名様ごあんなーい。」
「勝手にするな。」
「あだっ」
ホウキで殴られた…
まーいつもだけど。