混合世界

□仮
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車に乗って、とりあえず食事の流れになりました。
着いたのは11時過ぎ。
一応その頃に事前に教えられていたメールに駅に着いたとは連絡を入れた。
今は12時半。
無論迷っていたので、昼食など摂っておらず。
なのでお昼ご飯を食べました。
心配させてもアレなのでこっそり薬も飲みました。

「さぁ、今日から君が住む事になる寮だよ。」
「?寮?」
「ああ。シャイニング事務所の社員寮ね。といってもここは社長や幹部クラスの寮だけどね。あっちの方は…まぁ所属タレント達の寮があるが…一部森の様になっているから動き回るのはオススメしないな。」
「うっ…」
「ははっまぁそこかしこに監視カメラはあるから遭難は無いよ。さあ部屋に案内しよう。」
「はい。」

で、降りようとして。

「っ!?」
「痛むなら無理をしては駄目だ。後で車椅子も用意させよう。ここはエレベーターがあるからね。」

抱き抱えられました。
恥ずかしい…

「きゃー!いらっしゃーい!!」
「!?」
「林檎…うるさいぞ…悪いな騒がしくて。」
「なによう!!初めまして水華ちゃん!あたし月宮林檎!よろしくね!」
「あ、はい。
よろしくお願いします。」

うう…周りがキラキラしている…

「「…」」

というか早く落ち着きたいです…

「さあここが君の部屋だ。学校は…」
「通信制の所にして頂いたので、大丈夫です。」
「そうか。困った事があれば、俺と林檎の部屋が近いから言いに来るといい。夕方から何も無ければいるからな。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
「じゃあ水華ちゃん!またねー!」

部屋を見渡す。
爆発と炎上のお陰で何も無い。
つまりここにあるものはおじさんが揃えてくれたもの。
服も何もかも。
私の今までは着ていた服以外全て無くなった。
母との思い出の物すら。
友達も、知り合いも誰もいないんだ。

「…」

少し、休もう。
それからおじさんに挨拶に行こう。
大丈夫、私は…
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