婚活?

□トリップ
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「そう言えばお姉さんは何をされてるんですか?」
「私?」
「はい。結構お家にいますよね?」

とある日、二人からそんな事を聞かれた。

「私は糸や布地を作ってるよ。」

説明は面倒くさいので見せました。

「「すっごー!!」」
「最近は質感が良いって言うので少しずつだけど中心部の手芸店に卸してるの。結構良い値で買ってくれるからー」
「けどこの量を一人で?」
「作る自体は念力があるから。けど私の念力は重さには負けるのよね。作るのは良いけど運ぶの大変で。」
「それ、人を雇わないんですか?」
「そこまでの余裕は無いもの。」
「勿体無いなー。お家も空いてる部屋沢山あって貸したら良いのに。」
「うーん、その内とは思ってるけど…」

そう、家は結構広い。
3階建てで、部屋数も多い。
三人じゃあな、なんて思ってるけどまず人を住まわすなら生活リズムが合う人じゃないと困るし。
けど勝手に触られるのとかも嫌いな方だしなぁ…

「私ならすぐ即決でここ来ちゃうけどな。」
「うん、俺も。」
「学校までは遠いよ?」
「それでもここに来たいくらい。のんびりした空気もそうだけど…なんか…
のびのび出来そう。」
「まぁ中心部は都心過ぎるもんねぇ。」

その点郊外は殆どこんな感じだけどね。
魔獣も多いけど。

「…朝早いんです?」
「そうねぇ、二人は朝起きないから早めには起こしてるわね。」
「ご飯三食?」
「まぁきっちりとした方かな?」
「「…」」
「?」

どうかしたのかな?

「もし一緒に住むなら合わせられる人がいい?」
「そりゃあね。あとちゃんと働ける人、かな?もう少ししたら鶏と羊それから山羊か牛を飼うつもりだから世話を手伝ってくれる人ならなお良いかも。」
「「!」」

うん、それ本当助かる。
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