婚活?

□トリップ
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ある日突然。
私達は異世界に住むことになってしまった。
不思議な力と若返るという特典付きで。
しかし、両親は一緒ではなく、兄弟のみでの新しい生活が始まった。
若返っている為、年の離れた下の弟妹達は当然子供である。
つまり。
私が養わなければならない。
この世界の学校とやらは学費が要らない。
なので本当に生活費だけを稼ぐ。
だがここは今まで住んでいた所とは違い、何処かに働きに出掛けるというのは殆どない。
つか面倒。
しかしどうしようか。

「裏の家も使っていいんだよね?」
「そう言われたけど?」
「どんなのがあるの?」
「竃が幾つも…それから糸車かな?見た事無い形だけど。あとは機織り機だね。」
「んじゃここでしか作れない糸とか作ったら?」
「そんな簡単に…」

まぁある物を使わないのも勿体無いが。
という訳でとりあえず糸を作る事にしました。

だが。

まずは当面の食べ物を用意しないとね。

「…ここら一帯を使っても良いって言ってたけど…この木とか果物が成る木だよね。」

この世界に来るにあたり、幾つか図鑑を貰った。
貰ったというか家にあったんだけど。

それはこの世界での動植物の図鑑や薬等色々。
料理と薬に至っては図鑑と言うよりレシピだ。
まぁ薬は追々していく。
まずは食べ物。
植物図鑑を見ながら、私は力を使う。
私達兄弟に与えられたのは自然の力と念力と瞬間移動。
まぁ生きていくのに困りはしないのでよし。
その中でも植物を生やしたりする力でここでの野菜をどんどん作る。
野菜には困らないねー。

「グルルルル…」
「ん?」

そういえば。
ここって確か魔物がいるんだよね。
ここは郊外の外れ。
中心部は結界があるから襲われる心配はないけども。
結界は郊外区の途中まで。
だから送り迎えしなきゃいけないんだよ。

「ワォーン!!!」
「…肉ゲット。」

他の人は安全対策をなんとかとか言ってたけど。
うちは元来サバイバル精神旺盛な母のお陰で慣れてるんだよ、野生動物とのバトルって。
いやぁ食費も掛からなくてよろしい。
後は生活するにあたっての雑貨や衣類だけ。
うん、向こうに居るより生活しやすいかもね。
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