婚活?

□一
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そんなこんなで早1ヶ月。
どうやらナレーター参加の番組は面白いらしく。
セットが派手に…
いや、そもそも何故裏でやる筈のナレーターが前に。
あ、そうそう。
事務所から正式にタレント契約になってしまったので、ボイストレーニングとかやりました。
激務の1ヶ月だったわ。

「はい、本番入りまーす!」

へい、現在収録です!
アフレコです!

「よろしくお願いします!」

で。
全員に言われた事。

「霧澤さんちっちゃいねー。マイク大丈夫?」
「気合で大丈夫です!」

このやり取りいっぱいしたよ。
監督とかまで言わないで!!

「っていう事がありました。」
「まーそーだよな!!!」

はい、次の現場はあのナレーター込みの番組。
笑い過ぎだっつの。

「そんな可愛い霧澤ちゃんに!なんと!」
「プレゼントかぁ!!」
「違ーう!」
「違うのかよ。」
「霧澤ちゃん(笑)とにかくそんな霧澤ちゃんだけに黙ってた事がありました。」
「?」
「えー、数々のオファーを出して唯一受けて下さいました。なんと!今日からナレーター一名増えます!」
「なんですって!?」
「ではご登場して頂きましょう!」

で、光るセット中央。
あれ?でも誰も…


「あれ?誰も出てこない?」
「(ん?今肩叩かれ…)と!?」

ある筈のない肩の感触に後ろを見ればなんとそこには!

「鳥海さん!?」
「え、ナレーションルームにいるじゃん!」
「あ、どーもー。鳥海浩輔さんでーす。」
「「「ゆるっ」」」
「おチビちゃん今日からよろしくっ」
「よろしくっじゃないですよ!?」
「おー、パニックになってますねー(笑)では改めて。えー、声優で活躍をされている鳥海浩輔さんです!」

うわぉ、マジで黄色い声が響いたよ。

「皆知ってるー?」
「?」
「おチビちゃんがチビだって。」
「皆知ってるよ!!公式プロフィールに書いてるよ!!いきなりなんですか!」
「あれ、知ってた?」
「なにいい声でボケてんすか。もうお菓子作りませんから。」
「えー!?お前それはねーだろー。大事な俺の三時のオヤツー」

はい。
今録ってるアニメ。
実は憧れの、もっかい、憧れの!!鳥海浩輔さんが相方でふ。
緊張しまくりです。
で、まぁ差し入れを毎回持って行きますが、それがいい感じに三時なんですよね。
で、それがね。
鳥海さんと一緒なんだよ。
なんせレギュラー私と鳥海さんだけだから。
こっちも大好評で良かった良かった

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