婚活?

□一
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「な、なんにもない…」

いや、ベッドとクローゼット、そして全て薪を使用する竈は幾つかある。
薪って…
それからテーブルに椅子が二つ…

とりあえず二階へ上がる。
そこにはボロボロの機織り機と糸車。
それからやっぱりボロボロの編み針数種。
さらにはなにやら鍋の様な物も転がっている。
そして、木製のバケツとぼろ雑巾に箒。

「…仕方ない…洗濯と掃除を…するしかないか…」

埃まみれは勘弁したい。
側には小川が流れていた。
井戸もあるけど滑車が壊れていて使い物にならなさそう。

「なんで順応し始めてんの私は。」

箒を持ってそう呟いてしまいました。
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