内緒の時間

□世界変化
17ページ/17ページ

入り込んだSクラスの魔物。
蛇さんだった。

「竹島方面から出てきやがったのか…」
「レイジさーん、俺らバックアップ組なんでトラックから情報流しますよー。」
「おう。巻き込まれんなよ!」
「モチ、逃げるに決まってんでしょ!」

速ーーーい。

「そのドラテクを戦闘に活かせよ…」
「マキさんらしーね。」
「だな。」

少しずつ、アラタ達が蛇さんを削る。

「よし、全員連れて下がってろ。」
「ん。」

瞬間移動で、全員を下がらせる。

「「「ひ…もう無理…」」」
「皆頑張ったねー。」
「あ…傷…姐さんあざっス!」
「「「「「あざっス!!」」」」」
「んじゃ戦線復帰と…」
「ああ、ダメダメ。今行くとレイジに殺されちゃうよ?」
「え?」
「やる気満々だったから結構派手になるよー。」
「…悪いな。てめぇにゃ恨みはねぇんだが、このままじゃ弱い奴らがやられちまうんでよ。」

レイジの力が高まって行く。
レイジの得意中の得意。
レイジは基本的に念力を身体纏わせて物凄い防御と攻撃力を出す。
それに加えて体捌きも上手い。
更には自在に自然を操る能力も強い。
故にレイジは強い。
それでもまだまだなんだから世界は広いと思う。

「ひ、ひぇー…」
「鍛錬より動きがダンチっすよー!!」
「流石…」
「こりゃ巻き込まれるわ。」
「死ぬわ俺ら。」
「うん。」

と、蛇さんが放った水の玉がこっちに飛んできた。

「「「ぎゃーーー!!」」」
「はい。」
「え?」
「消えた?」
「うん。あそこ。」

水の玉の勢いを殺さずに蛇さんの後ろに飛ばした。
最近そういう芸当も出来るようになったもんね。

「おらぁ!!」
「ギ、シャ…」
「ふう…ざっとこんなモンか。」
「すげ…あっさり…」
「「やっぱレイジさんカッケー!!」」
「お、来たな。」

あ、金木さん。

「もう終わっちまったのか!?」
「まぁまぁ強かったな。これ、あと頼むわ。」
「おう、そういう事こそ俺らの出番よ!解体すっぞー!」
「「「「おー!」」」」

おお、凄い速さで解体されてくー。
むしろこっちの方が本職って感じだね。
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ