アイドル2

□ファンタジー転生トリップ
1ページ/103ページ

ある日。

目が覚めると。

「ぴぎゃっ!!」

身体が5歳児でした!!

「なぜ…なぜ5歳児で森の中…きっと5歳児であろう…なぜ。」

どーんと疑問を口にするも返ってくることは無いのだが。
思い出せ、今日の記憶を。

朝起きて、普通に学校の用意して、学校に行って。
いつも通り学校に行って…


「そうだ…放課後街に出た時に崩落事故に巻き込まれたんだ………つまり、転生って事?」

向かったショッピングモール。
突然床が抜けて落っこちた。
そう言えば落ちる時なんか男の人が助けようとしてくれてた様な?

「…まぁとにかく周りの把握!」

と、ガサリと茂みが揺れる。
マズイ!!
子供(しかも5歳児)が動物にでも出会ったら!!
もそっと何か出てきた!!

「あ…」
「ぴぎゃーーーーー!!」
「!?」
「…あ、あれ?人…?」
「…」

しかもこの人…

SolidSのリッカに似てない!?

「え、えーと…この辺の人…かな?」
「…さぁ?気づいたらそこにいたよ?」
「っ!!…俺と一緒…」

つまり…

「さっきまで別世界に居た、と
か?」
「え!?な、なんで…」
「んー…思い出そうとしてもどうしてもショッピングモールの床が落ちたトコまでだし…」
「っ!!やっぱり……子供だし…」
「まぁ私より年上だから良いんじゃない?」
「そ、そういう問題かな…あ、自己紹介がまだだったね。俺は世良里津花。」
「っ!!SolidS!!」
「ふふっありがとう。見た目が変わらないのは嬉しい様な、感じです。」
「?なんで?」
「あー…自分以外の何かになってみたかった、かな?」
「そう?…前世の要素全く無い私とは正反対だね!」
「そうなの?」
「うん。こんな可愛らしいウェービングヘアーでは無かったね。」
「…ふふっ」
「私は霧澤水華です。」
「はい。とにかく安全な場所を探そうか。」
「…服、はどう見てもなんだかボロっちいけど。」
「…そうだねぇ。」

あと。
よくあるマンガじゃ大抵こういうの魔法有りの異世界が常識ですが。

「そう?」
「最近トリップ物とか転生物にハマってた。」
「ふふっそっか。なら、ちょっとゲーム感覚で行けるかな?」
「いいと思う。…選択肢間違えると死ぬかもだけど。」
「まぁそこは現実だよね。…
はい。」
「?」
「手、繋いでおこうね?」

里津花さんは。
どこに居ても優しいお兄さんです。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ