アイドル2
□SolidS里津花相手
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が、そんな能力あっても。
夢はまた違う所なのです。
「夢って?」
「自分のデザインした服でスタイリスト!んで里津花君に着てもらうの。」
「ふふっ」
「それでデザイン学科か。」
「行く行くはアクセサリーショップを作るのです。」
「すげぇ野望だな。」
「ね。」
その為に頑張る。
「翼君も作ってあげる。」
「おー、そりゃありがとよ。」
「学校は制服?」
「うん。明日取りに行くの。」
「明日は流石に無理か…」
どこまで着いてくる気だ。
「つか…お前そんなんだと水華ちゃんに彼氏…」
「え?」
「「「…」」」
「?」
「まだそんなの良いんです。」
はい?
「どんだけ過保護だ。」
「そんな事無いからね!」
里津花君の過保護は昔からなので。
「あ、そう…」
とにかく、早く学校行きたいなー。
◇◇◇
時は早いもので入学式です。
「…ホントに来た…」
「当たり前でしょ。」
「ふふっ水華ちゃん久しぶりねぇ。」
「おばさんっ」
「ごめんね、お父さん今日国会の官僚会議らしくって。」
「それはいつも通り。」
「それに
しても…水華?制服を着崩すの…」
「さー整列整列。」
「こら。」
里津花君…小姑みたいだよ…
「最初だけはきっちりとね。」
「流石公務員目指してただけはある…」
「水華も引っ張るねそのネタ…」
しゃぶい。
「少し我慢。ほら。」
「むー。」
「ふふっあなた達変わらないわねぇ。」
で、式、クラスにと。
「服飾デザイン科は基本的にはデザイン、作品提出が基本です。まずはアクセサリー課題から。そして1週間の時間割はこの様なものです。」
うむ。
普通の勉強もあるから頑張…れない…
「里津花君…早くも挫けそう…」
「早い。何に。」
「数学ー…」
「はいはい。仕事ない時に教えてあげるから。ちゃんと連絡事項聞こうね。」
「あい。」
キリッと終わらせるぜ!
「(キリッとしてても水華は水華だねぇ…)」