アイドル２
□SolidS志季
1ﾍﾟｰｼﾞ/22ﾍﾟｰｼﾞ
霧澤水華、15歳！
中学三年生となりました！
だので！
長年の計画を実行に移す事をします！！
「…」
「ん？君。」
「っ！！ああああ怪しい者じゃないです！！」
「いや、充分怪しいが…どうしたの？ツキノプロダクションに用事？」
「よ、用事と、言えば、用事、です…」
「ははぁ…タレントに会いたいって奴かな？」
「違います！！あっ違わないけど！！」
「で？誰に会いたいの？」
チャンス？
チャンスなの？
「たっ」
「た？」
「篁志季っさん！！に！」
「…志季、に？」
「はい！！…」
「？」
この為に頑張ったんだから！！
「これ！！」
「楽譜？」
「はい！！私、篁志季さんの曲が好きなんです！！で！！あんな曲を私も作りたくて！！」
「うんうん。」
「弟子になりに来ました！！！」
「ぶふっ！！」
めっちゃ笑われた！！
「つ、つまり…志季に弟子入り？」
「は、はい…」
ちょっとパワーダウンしてしまったよ。
「だとさ。志季。」
「…」
本物！！！
「そもそもなんで志季を知ってるの？」
「お兄ちゃんが好き
なアイドルグループが。志季さん抜ける時に作った曲聴いて…それから…」
「なるほどー。」
「…」
あ、奪われた。
「駄目だな。」
なんと！？
「曲として成り立っていない。」
…へ？
「お前音楽の授業は？」
「…」
「しっかり音楽を学んでこい。」
なんと…
「…」
「ふふっ」
「弟子は取らん。が、熱意は買う。あと来る前に連絡しろ。以上。」
「ぶっくく…」
「笑うな。」
れ、連絡先！！
…帰りに楽譜を買いたさねば…
しかし音楽…
うちの学校…ピアノ撤去されたんだよなー…
あっ！！！
「…っ！ありがとうございました！！」
「あっ…」
「おい。」
「？」
「名前位名乗っていけ。」
「はぁ！！霧澤水華です！！宜しくお願いします！！」
「水華だな。」
よーし！
やるぞー！！