アイドル

□ツキウタ。×なのは3
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昔昔。
この地球では不思議な事がありました。

…その辺は長ーくなるので割愛。
とにかく、世界には色々な世界があって。
魔法なんてものもあって。
その方面でまぁ色々とあって。
私は悪い人に利用されて、魔法使いではないけれど、魔法使いの「素」を無理矢理埋め込まれた。
今は無いに等しい。
ついこの間…友達に渡したから。
で、無くなった筈の素であるリンカーコアは、長い間適合ではないにしろ、保有していたせいで小さいのが生まれた…らしい。
が、小さすぎて魔法は使えない。
ギリギリデバイスを起動させる位。
その為出身である地球に戻ってきた。
私のリンカーコアの大元であるとある三人がここの出身であり、友人から地球の事は聞いていた。
目下の目標は仕事ないし学校に慣れること。

十九歳で大学編入は珍しい。
らしい。
私はお姉ちゃんの友人のコネを使い、モデルになった。

憧れを憧れのままにしたくなかったから。

いつか歌えるといいな。
歌上手いかと聞かれればどうかわからないけど。

「いーよー、水華ちゃん!こっち向いてー!」

何故モデルかというと、まぁ向こうでもモデルして
たからというのもあるけど。

「ふぅ…お疲れ様でした!」
「お疲れ様ー。」

控え室に戻って。

「次…はなかったっけ?」
『yes.』
「そ、ありがと。」

なら魔法の練習でもしようかな。
やっても意味ないんだけどね。

「ん?お、オーディションのお知らせ更新。」

私が所属するツキノプロダクションは芸能事務所でもかなり大手。
モデルだけじゃなくて女優としても一応デビューしてます私は既に業界歴二年。

「ふんふーん…」
「ん?水華ちゃん。」
「ふぇ?あっ始さん!こんにちは!」
「こんにちは。何かいい事あったか?」
「?」
「鼻歌。」

いい事…は…

「そう!SolidSのリス君が全員揃いました!!」
「…ツキウサじゃなく?」
「?ツキウサは始さんのがありますもん。」
「そ、そうか?」
「ええ!」

SolidS…かっこいいです!

「(ちょっと、複雑…)そう言えば水華ちゃんは歌は歌う気はないのか?」
「んー…歌ってはみたい、です。けど上手いかはわからないです。…」
「そっか。…オーディション?」
「はい!アリサさんとすずかさんが
拓いてくれた道です!頑張りませんと!」
「そうか。二人は元気か?」
「元気に世界飛び回ってますよー。まぁ相変わらず服は送ってきますが…」
「ははっ」

お二人共忙しいです。
そしてドラマのオーディション受けるです!
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