アイドル

□里津花さんほのぼの?
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「ひっろーーー!!俺達のより広くね!?」

大学に行ってた華奈ちゃんと理世ちゃんが帰って来ました。
翼くんと大くん連れてね。

「って志季達もいんのかよ。」
「おかえり、翼、大。」
「ただいま。なんで二人もここに?」
「偶然下で会ってね。」
「元々引っ越し祝いを渡すつもりだったからな。」

で、二人も仕事は今日は終わりだそうで。

「もう飲んでんのかよ…」
「…」

大人だしね。

「水華さん。これ。」
「ありがとう。ごめんね?」
「これ位大丈夫です。」

理世ちゃんに買い忘れた食材を買ってきてもらって。
久しぶりの気合い入った料理ですよ。

「あたし達なんか手伝うことある?」
「そうねぇ。ならそこのお皿取ってくれる?」
「「はーい。」」

人数も多いので大皿に盛って取り分けの方が良いよね。

「あ、俺も手伝うよ。」
「ああ、ごめんなさい。」
「ふふっ料理は意外と得意だから。」

里津花君…

「あれ?沙羽さんは?」
「ああ、さっき頼んでた美容師関連の物が届いたって事務所にね。」
「ああ…」
「つかさー。昨日見たけど事務所の隣り
に建ててたビルってうちのだったんだな?」
「ああ。美容と健康管理を目的とした、な。医局、ブティック、そして美容院と、およそ芸能活動で必要と思われるものを詰め込んだ、だったか?」
「で、その病院の院長先生がそこに?現実感ねーよ。」
「あら。」
「確か入院や手術も出来るんですよね?」
「ええ。流石に教授と准教授が何人も揃ってればね。」

うちのメンバー、意外と豪華なのよ?

「大学病院クラスの医局だわ。」
「ほえー…」
「病院って事は…内科だけじゃない?」
「ええ。タレントや社員の不慮の事故や病気にも対応出来たらって。ほら、少し前にタレントが病気で入院したでしょう?」
「ああ、別の事務所だけどな。」
「あの時、完全静養が必須だったのに病院にまで報道が押し寄せて大変だったらしいわ。そういうタレントのプライバシーにも配慮出来たらと社長は仰っていたわ。」
「確かにな。」
「既に何人かは入院や通院が決まってるからね。病棟の方は慣れるの大変だろうけど。」
「もう入院!?」
「ふふっお母さんになる人が何人かいるからね。」
「え、赤ちゃんも産めるの?」
「ええ。」
「すっごいけど!うち
のフロアだって凄いよねー。」
「服とアクセサリー作れる作業場もあるし。沙羽子さんがいるのも本格的な美容院になってるし。」
「ブティックとしてもあるよー。外から外注する分と自分達で作るの。」
「アクセサリーも置いてます。沙羽子さんに付かない時はあたし達大抵そこに居ます。」
「ほー!」
「ガンガンやるよー!」
「よっ華奈さん輝かしいねっ!」
「とーぜんよ!」

ふふっ可愛いわねぇ。
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