□うたプリ×なのは
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いつも通りの朝。

だけど今日は違いました。


ここはミッドの中でも有数の閑静な区域。
随分昔に管理外の世界からの多くの移住者がいて作られた場所。
エリア日本。
ここには知り合い曰く、本当に管理外の世界と同じくして発展した、と言っていた。
メディア、服飾、何でもかんでも似ていると。
違うのは…まぁ魔法があるくらいだね。と。

私のご近所さんには管理局のお偉いさんが住んでいて(一時期任務でその世界にいて、奥さんが即決したとか)
わりと昔から魔法の深い部分に触れて来たと思う。
だから管理局のお仕事も手伝いたいと思う。
だからこその嘱託魔導師で、無限書庫の司書資格も取った。
いや、司書資格は…見たい文献があったからだけど…

とにかく、管理局のお仕事も大好きです。
だけど私は…

「ふう…」

あと、2回。
2年。
今年、DSAAに出たらあと1回。
私がDSAAに出場出来る回数。

「みぃにゃーん!」
「ジーク。」
「今年、出るん?」
「当たり前よ。去年はお互い出れなかったけど。」
「うっ…」
「今年こそは、ジークに膝を付かせたいし?」
「うん、
うちも負けへんよ!」

そう、DSAA初出場から。
私はこの子だけに負け続けている。
私の最高戦績は世界二位。
ジークリンデ・エレミアは私のライバルだ。
ジークと別れいつもの道を走る。
そう言えばこの近くに芸能プロダクションの事務所があるんだっけ?
んー…将来かぁ…
そろそろそっちも考えなきゃいけないよね…
っていうか、まずは戦術の立ち回りだよ…
なんて思いながら走ってたら。

「おわっ!?」
「え?きゃ!?」

男の人とぶつかってしまった。

「っ!ごめんっ大丈夫!?」
「あ、はい…すみません。」

かっこいい人…あれ?何処かで…

「っ!!?こ、寿嶺二っ!?」
「へ!?あっうん!よろしくマッチョッチョ!って違う違う!」

いや、うん、そうでした。
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