□仮
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「あの人、誘拐犯。」
「えぇ!?」
「水華、お手柄やな!」
「散々人をこき使っておいてか。」
「仕方ないやろ、お前以外に正確にサイコメトリー出来んのおらんのやからな。」

サイコメトリー?てか関西弁…

「ん?そちらは?」
「え?あ、鳥海浩輔です。」
「…」
「今度の競技のパートナーさん。」
「へえー!!…なんで手を?」
「あ、いや…水華ちゃん、すぐ見えなくなっちゃうので…」
「あれか。迷子か。」
「ちゃう!!」
「迷子やな。」
「だからちゃうわ!!」

…ムキになるとやっぱ子供にしか見えなく…

「ま、捜査協力ありがとさん。」
「ん。」
「捜査協力…ですか?」
「あぁ。申し遅れました。大阪府警の大宮です。」
「良かったね、謹慎中で。」
「せやなぁ!!」

謹慎中!?

「あ、いや…そこは…あはは…」
「なのに東京にいてしかも電話盗聴?」
「いやぁ、東京は観光やで?電話盗聴やなくて無線の電源がな…」
「だって。」
『大宮ァ!!!お前と言う奴はー!!』
「ひっ課長…」
『今すぐホシ引っ張って帰ってこんかーい!!あと自宅謹慎は外出たらアカン
のじゃー!!!』
「はい!!!すいません!!!」

…こんなの実際にあるんだ。
ドラマだけじゃないんだなー。

「水華、今度なんか奢ったるわな!」
「…いらん。」
「なんでや!」
「大宮さんの薄給やと申し訳あらへんから。」
「薄給ゆうな!!」

なんてセリフ!!

「まあ競技戦頑張れよー!!」


それから色んな警官がきて、場が騒然となった。

「サイコメトリー?」
「サイコメトリー…じゃないけど…」
「?」
「…過去視が出来るから…」

おおお!すっげー!
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