アイドル2

□SolidS里津花相手
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偶然にもSolidSのメンバー世良里津花と知り合い、あまつさえ電話番号交換をするという奇跡。
同い年…というより同じ学年だというのも決めてだったらしい。(私は早生まれ)

「「「「っ!!?」」」」
「あ、おはようございます。」
「き、ききっ霧澤さん!?」
「?はい?」
「うわーっ霧澤さんイメチェン?」
「え、ええ…まぁ…」

プロポーズは横に置いといても。
あの日、何故か最後はやっぱり口説かれた。

『うんっやっぱり。』
『?』
『水華、俺と付き合って。えと、プロポーズは置いといて、まずは、その、…恋人として…』
『っ!?』

何故そうなった。

「…って、そのピアス!ブレスレット!」
「?」
「それ、今人気のブランドのやつ!」
「そ、そうなの?プレゼント…だったから…気にして…無かった…高い?」
「んー、高くは無いけど…彼女にプレゼント第一位だから。」

…うん…流石まだモデルもするアイドル…

『物で気を引こうとは考えて無いよ。でも、俺が自信持って似合うと思う物をあげてるから。』
「ーーーっ!!」

二段階!!

「…なるほどっ恋ね!!」

「!?」
「今の霧澤さん恋する乙女!」

や、やめて欲しい…

「でも霧澤さん案外ガーリーも似合うんですねー。」
「ていうか眼鏡は?」
「眼鏡…没収?」
「あら。」

仕方なく裸眼です。
見えなく無いけどね。

フェミニンガーリーというテイストがあったので。
今日はそんな感じです。
自分でも驚きのふわふわ感です。
裾の広いスカートは初めて履いた。
良かった…

「カッコイイ人?」
「あ、うん…まぁ…」
「きゃっ」

とワイワイされてたら。

「あら、霧澤さん…」
「あ、おはようございます。」
「…」

何でしょう。

「くすっ…若作り?」

場が凍りつきました。
ええ、私も。

「(むーっ)…はっ…若作りってひどーい。村島さん29歳でしょー?霧澤さん26歳だしー。ていうか…若作りってならあんたでしょ。」
「んな!?」
「仕事出来ない人が吼えても、負け犬の遠吠えにしかなんないよー?」

再びブリザード。
って言うか本当にこの二人相性悪いなぁ…

「何してるんだ。始業してるんだぞ!」
「あっすいませぇん…」
「…、持ち場に
戻れー。」

すいません課長…
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