婚活？
□トリップ
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「モフモフ…嬉しい…」
「メ…」
「お兄ちゃん…遊んでないでちゃんと刈ってよー！」
「おっと、つい…アレルギー出ないってなんて素晴らしいっ」
…えーと…本当に、本当に鳥海浩輔さん？
実は知ってます。
なんせファンだもの。
声…は、うん、鳥海浩輔さんそのものですが。
芸能界…確かに声優も芸能界だ。
見た目は…あの羨ましい位細いんですけど！！
「お姉ちゃん、人参取ってきた！」
「それはあっちに置いといて。」
「姉ちゃんなんか変なじゃがいも出来とる！！」
「だからそういうの出来るっつってたろうが。何を聞いてた。」
「…言っとった？」
「言うたやろ。それもあっち。」
「ん。」
そして我が弟妹はどこに居ても変わらないと。
「…」
「？」
「お姉さん達関西人なの？」
「え？うん。そうだよ？」
「綺麗な標準語ですよ。分からなかった。」
「そうですか？まぁそう言って頂けると嬉しいです。」
「っ！！」
「…」
「？」
さてさて、もうすぐ終わるかな。
「ゴケッ！」
「どうあってもコケッじゃない訳ね。」
「お姉さんこの鶏なんかおかしくない？」
「
え？」
「雄？」
「ううん、メスだよ。」
「なのにトサカが付いてると。」
「？あっちの世界でも、メスでも付いてる品種はあるよ？」
「そうなの？」
「ええ。小さいのが付いてる品種がありますよ。」
「へぇー。」
「こっちの世界の鶏のトサカは群れのリーダーの証なんですよ。この子もリーダー。」
「ゴケッ」
「ほーぅ。」
「でもそうだなー。」
「「ん？」」
「やっぱり牧羊犬とかいるかな。襲われても困るし…」
「そうだね。」
という訳で犬も飼うことになりました。