アイドル2
□ツキプロトリップファンタジー
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世の中何度か不思議な事は起こるものだ。
私にとっては二度目になる。
「ほんっとーにスマン。」
「はぁ。」
今私は何も無い空間にいる。
目の前には若い神様。
土下座されても。
「お前を転生させたのに…不憫に不憫な人生にしてしまって…いや、それは他の奴がな…」
「あ、やっぱりそうでしたか。」
私、霧澤水華は16年前、死にました。
ええ、自殺でも他殺でもなく、不慮の事故。
人為的ではありましたが。
その時にこの神様に先程までいた世界に転生させてもらったのである。
が。
私不運らしく、周りに居たビッグ2の男の子と女の子はそれはそれはもうとっても凄い人達だったんですね。
ええ、それはもう。
で、私も意外と凄い加護とか貰ってましたけど、あの二人に霞んでぞんざいでしたね。
そこはどうでもいいです。
それが何故再びここに来たのかです。
「あ、あー…その、あいつらに逆恨みで襲ってきた奴が滑って…お前に…」
「…あ、そう…」
まぁ再び人生が終わったわけですね。
で?
「あいつらの運が強すぎたんだよ。それをしたのが…」
「「すいません…」」
「こいつらだ
。あの二人はお前と同じ時期に殺人で死んだらしくてな。で、可哀想に思って運を強運にしたらしくてな。そういう時は敢えて離した場所に転生者を送るんだが…何故かこいつらは同じ所に送ったんだよなぁ?俺が転生者を送った後に!」
「「本当にすみません…」」
「その余波で…無関係の奴らも巻き添えだし…」
そう言えばさっきから気になってた遠くにいる人達。
四人と神様。
あれって…
「有名人巻き込んだんだ…えらいこっちゃ…」
「「ううう…」」
やっぱりSolidSだ。
「まぁせめての罪滅ぼしだ。異例ではあるんだが、お前を再び、今度は強運が「人」に作用しない場所に行くことになる。その世界は魔法がある世界だ。魔力を持ち、自然現象を起こす事を魔法、呪文を用いるのが魔術とする世界だな。勿論剣もある。」
ほう!
「で、だ。前世のステータスをそのまま受け継いで、新たにステータスをどうにか出来る様に再び希望を聞くことが出来る。」
魔法…なら!!
「この前見たアニメの魔法を使いたいです!あと…全属性は欲しいです!!」
「それくらいなら大丈夫だ。幾つか国を絞って送る事が出来る。…向こ
うもその説明をしてるみたいだな。」
国…
「ああ。武術の国、魔術の国、そのどちらも満遍なくの国、そして…従魔の国。」
それなら。
私の行きたい所は決まりましたね!