アイドル2

□ツキプロファンタジー
17ページ/17ページ

さて。
形を成したギルド。
転職を行えるのはそういう役所関係のスキルがいる。
てことで。

「アマンダさん。こっちですよ。」
「はぅあ!!す、すみません水華様…」
「大丈夫です。」

近くの街の役所にスキルを学びに行きます。
そんなんでもスキル増えるんだね。

何故かSolidS全員いるけど。

「「「アイドルじゃ無かったら役所に行こうと思ってたから。」」」
「はぁ…派手ですねぇ窓口が。」
「だろ?そう思うだろ?」

まぁ皆さんはアイドルが合ってますよ。
ギルドマスターであるヨハン王子はギルドのマスタールームにどーんと座ってます。はい。
それはもう魔王の如く。

「ほう、ギルドですか。」
「はい。ヨハン王子の御提案で。」
「なるほど…それは確かに素晴らしい取り組みですな。で、皆様は役所のスキルをと?」
「私共はヨハン王子の庇護下にありますから。王子のお手伝いをしたく。…城の皆様の認識とは全く違う王子に心底驚いております。」
「まぁそうでしょうな。ですが、民衆は意外と事実を知っていますよ。まぁ少し弱い頭が多くいらっしゃる貴族様には通用するものですが。ヨハン王子
の魔力値は素晴らしいものですからね。流石は女王陛下のご子息です。」

ああ、なんだ。
知らぬは井の中の蛙のみか。

「…はい、これで終了です。」
「ありがとうございました。女王陛下の認知が終われば一気にシステムや魔道具を広めていきたいと思っています。その時はどうぞご助力をお願い致します。」
「かしこまりました。」

こんなものですかね。

「…あれが創造の聖女様?」
「なんか普通…」

聞こえていますね。

「…ああ。それと。」
「はい?」
「こちらを。私が改良した魔力探知具です。今までの魔道具と私の物を区別するため、ヨハン王子よりアーティファクトと名付けて頂けました。これならば過去の犯罪や偽名を暴く助けになるかと。」
「ほう…」
「使い方は今までと同じですので違和感は無いかと。では。ありがとうございました。」

さて。
種を植えた。
どう芽が出るかな。

この二、三日後。

「これでこの街の人の振り分けが終了です。」
「いやぁ、水華様や騎士様のお陰で捗りましたぁ。」
「これ位は。」
「…」

一人の女性冒険者がやって来た。
次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ