アイドル2

□SolidS里津花相手
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今日は夏休みの課題を。

「「分からん。」」
「はぁ!?何分同じ説明してんのよ!?」
「おいおいマジか?」
「「俺達は中堅レベルの成績なんです。」」
「「無理!水華パス!!」」
「え。私フランス語の書き取りしてるから無理。優人君。」
「ええ?仕方ないな…」

皆でしてます。
麻耶と陽子もスカウトに居たから皆とも馴染んでます。

「夏期講習もうちょい増やして欲しいよねぇ。」
「ねー。」
「そもそもなんで二人は弁護士?」
「…」
「五年前に起きた事件、ね。あたしはおばあちゃん、麻耶がお兄さんを殺されちゃったのよね。」
「え…」
「そんで、犯人は絶対ソイツだってのに、上手く隠してる奴でさ。」
「けど、担当してくれた弁護士団の人達が全部証拠も何もかもを見つけて勝訴。その時、絶対にって思ったんだ。」
「スゲェじゃん。」
「凄いのは事件を解決する為に寝る間も惜しんで働く警察官や弁護士さん。だから、いつか…ってね。」
「遺族の会で会ってから、もう五年になんのか。」
「ねー。早いもんだ。」

そういうの聞くと、私の事なんかちっぽけだとは思うね。

「そうでも無いぞー?あ
れ、立派なイジメ該当だかんなー?」
「ふふっ4人がいたし、今はツキプロの皆がいるから大丈夫。」
「「「「「…水華っ」」」」」

それにそろそろ始まるから。

「何が?」
「…親族間の諍いってやつ。うちもそろそろ弁護士さんのお世話になる。」
「は!?」
「…あれ。」
「あれ…って今度の舞台?」
「始さんが出るんだよね。」
「あと柊羽さんと。」
「その主演の聖乃幸助さん。私の叔父、になるらしい。」
「「「「「「「ええ!?」」」」」」」
「叔父さんは夫婦で役者。」
「奥さんは有名な美魔女の奥友梨亜だよな。」
「うん。おじいちゃん達も。」
「聖乃正蔵、だっけ?」
「うん。母親が、だって。皆ツキプロ所属でさ。社長から私の事が行ったみたいで。一昨日位初めてあった。」
「うわぁ。」
「ほら、私の荷物捨てられてたでしょ。」
「ああ、2日目の。」
「うん。他にも私がおじいちゃんの所にいるって妹に言ってたみたいだし。」
「ねぇ…それってまだ信じてるって言わない?」
「さあね。ま、それで親権がどうなるかによるけどね。」
「水華としては?」
「勿論役者の娘やってる方が良いよ。多分
弁護士相談したら記者に囲まれるかもって言われたけどね。」

早く弁護士ついて欲しい。
あの家族に未練はないから。
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