Et Hymnis Pathetique:YoonTae<完>
□Slight hope
2ページ/10ページ
車椅子を押して、人の少ないベンチの横に止める。
春の光で眩しい空には、新しい若葉が茂る。
毛布を膝にかけ直して様子を見る。
今日は絵本を読んでいる。
私は、精神カウンセリングとその方法と言う本を読み始める。
この車椅子で絵本を読む綺麗な女性は私のオンニ
ユナオンニ
『ソヒョンは真面目すぎるよ。
柔軟な考え方も必要だからさ!
はい読んで!』
『オンニ…私は漫画は読みますよ?』
『なーんだこれ読んだの?
じゃあ一緒に読もうか!』
手を触られる。
「ソヒョン いたいの?
だいじょうぶ?ソヒョン?」
思い出して泣いている私を心配しているようだ。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ