Et Hymnis Pathetique:YoonTae<完>
□Aftermath
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ティファニーは泣き崩れて、許してと言い続けた。
ユナとの関係に気付き始め怖くなって嘘を吐いたのと。
ジェシカは放心状態で、ユリが傍に居て背中をさすっていた。
私は最低だった。
私はティファニーに一緒に居れないことを告げた。
ソニがおもむろに立ち上がり私の顔をひっぱたいた。
スヨンとヒョヨンが止めに入る。
ソヒョンはティファニーを抱きしめて泣いていた。
「テヨン!
ユナを連れて帰るまでは絶交だからね!
早く行きなよ大馬鹿野郎!」
ソニに言われて、頭を下げて宿舎を出た。
時計を助手席に置いて、車を出す。
場所は解っていたから。
彼女を最後まで支えたのは私と教会だった。
信仰心の強い彼女
教会の前で消えそうな彼女を思い出す。
路肩に車を止めてハザードをたいた。
涙で前が見えなかった。
嗚咽もまじりひどい泣き方だった。
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