Et Hymnis Pathetique:YoonTae<完>
□Aftermath
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カーテンを開けて外を眺める。
雷鳴がまた響く。
携帯を取り発信をタッチする。
「もしもし、ごめん。
ボイトレ上手く行かなくてホテルで練習してる。
ユナも隣の部屋で台詞の練習してる。
それで今日、泊まるから。
うん。ごめんね。じゃあ…」
携帯を置いてベットに座る。
ベットには裸のまま寝ているユナ。
顔にかかった髪をのけてあげる。
顔は青白かった。
気を失うまで、無言で抱き続けた。
最後には必ず泣いてしまうユナ。
顔にはうっすら涙の流れた跡がある。
ユナを愛してあげれば、このどす黒い感情は居なくなるんだろうか?
ユナも私もお互い、練習生時代から相手のことが好きだった。
私はユナの感情はただの姉を慕う感情だと思っていた。
カムバックが終わって、みんなで宿舎で飲み明かしている時にスヨンとティファニーが付き合っているとスヨンが言った。
それが合図のように、実は私達もとジェシカとユリが口にした。
その場では周りに合わせて祝福したが、翌日は自分とユナ以外は仕事だった為に一人で泣き喚いた。
彼女はいつのまにか部屋に入ってきて私の背中をさすりながら言った。
「オンニ…私も一緒だよ
祝福なんて出来ないし、心からするつもりもない
オンニ…私を抱いて?」
私は心中穏やかではなく、何も考えたくなかった。
そして彼女を受け入れた。
そして、日に日に2人で密かに会う機会が増えた。
感情がなくなっていき
彼女を乱暴に抱くことも増えた。
でも、辞めようとはお互いに口にしなかった。
意味のない交わりと知りながら
関係は続いている
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