Herz wachsen :SchoolStory
□The Sprouting
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「今日は遅かったね?大丈夫?」
「お待たせしてすいません大丈夫です」
腕をひっぱられたのでなんですかと聞くと
ジェシカ先輩が私のアドレスを聞いているようだから教えてもいいかと聞かれた。
「別にいいですよ」
その後も今日は会話もあまりなくティパニオンニはバスを降りていった。
手を振って挨拶をした。
学院に着く手前ぐらいで携帯が震える。
”話があるから学院終わったら教えて?J”
終わってからは父が迎えに来てしまう。
遅い時間に出歩くのは危ないし、それを父に頼むのは気が引けた。
電話をコールする。
近くの珈琲ショップで教科書を見てると、私服の先輩が前に座った。
私は教科書をしまって聞く体勢を取った。
「テヨンはあなたが思っているより傷つきやすいの。だからあまりいじめないでくれる?
同じタイプだから解ってるでしょう?」
やっぱりこの話か。
同じタイプ?テヨン先輩は多分、自分より出来た人だと思うけど。
言い返す言葉を全部飲み込んで黙っていた。
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