Herz wachsen :SchoolStory
□Hide And Seek
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「私、テヨンのこと馬鹿だとは思ってないからね?だって本当は1番頭いいでしょ?
だから、行動が変だからって馬鹿にされたって
気にしちゃダメよ?テヨン」
ジェシカがそう言った
私は嬉しくて、泣きそうだった。
でも、泣いたら色々嫌だから下を向いて
うんと言うのが精一杯だった。
ジェシカが頭を撫でてくる。
ティパニがどういうこと?って聞いてる。
いいのよ今はそんなことはと
いなしてる間も、優しい感触が頭に伝わる。
昔から少し変わった子だった。
内向的で、2,3度話せば仲良くはなれるが
率先して仲良くなりに行くタイプではなかった
絵が好きで、歌が好きで
両親はよく褒めてくれた。
兄も妹も喜んだ。
でも、変わった行動は敵を作った。
よく学校でからかわれ、その度に傷ついた
だから負担になると知りながら
学区外の美術がある私立高校を選んだ。
両親は賛成したし、応援してくれた。
でもやっぱり同じ中学の子も来ていた。
「おい、きちがいテヨン
高校でもおかしな行動しないようにな?」
1年の時は結局、ソニという友達しかできなかった。
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