Herz wachsen :SchoolStory

□Suspicion
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眠い。なんで、こんなに眠いのかは解ってる。
私の貴重な睡眠時間が勉強に削られている。
机に置いてしまいたい頭を片腕で支えながら
横に視線を移す。
まぁ、私よりこの隣の友達の方が大変なんだろうけど。
ピンクのシャーペンを持って、ノートに真面目に書いてる。
授業中だから当たり前なんだけど、私は朝ティパニに頭を撫でられた子は知っている。

入学した後、他のクラスの友達が騒ぎ立てたから。名前はイム.ユナ。
背が高くて、綺麗で声がやや低い。
いかにも好かれそうなタイプ。
しかし、なんでティパニが知り合いなんだろうか。

次にティパニについて考えてみた。
天然で笑顔がかわいいし、からかいがいはある。
でも、負けず嫌いですぐ泣きそうになるしヤキモチが凄い。
女の子らしくピンク色が好き。

あぁそうか。ティパニはThe女子代表なんだな。
英語の授業は私が考え事をしている間も進む。

私は1日、この友達のティパニを観察する事にした。
だって、選択科目まで同じだから。

昼休み中も隣でお弁当を食べながら見ていた。
テヨンと話すティパニ。
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