Tarinat: ShortStory<完>
□海原の月:bottom
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Jessica
深夜1時半
漢江も見たし、心配かけちゃうから帰ろう…
明日はユナに会える…
『ヤー、おい1人か?』
知らない男性が近付いてきた。
黒い服だし、帽子で顔が見えない。
早く、車に戻らなきゃ
『金…くれないか?あ?』
手首を掴まれ…痛い!
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「オンニ、鼻の下は急所だからそこを殴るか、
最悪鼻でも出血が凄いことになるから相手がひるむんだよ?」
「なんで私がそんな事覚えなきゃ行けないの?」
「オンニ…オンニはかわいいから心配なの!」
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持っているハンドバッグを力の限り鼻に打ちつけた
『ぎゃあああ!何しやがる!クソっ!』
手を振りほどいて、車まで走って飛び乗った。
「ブレスレット…はぁはぁ
落としちゃった…ユナに貰ったのに…」