Et Hymnis Pathetique:YoonTae<完>
□time for miracles
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「私を……見つけてくれて
ありがとうテヨン。」
私は、返事の代わりにキスした。
顔を離すと、恥ずかしそうに頬を染めて微笑んだ。
「起き上がれる?大丈夫?」
少し手伝いながら彼女を立たせた。
手を握り締めて、リビングへ向かった。
「テヨン、ユナは大丈夫?」
ジェシカが心配そうに聞く。
私は繋いだ手を引いて中にユナを招き入れる。
「オンニ達、ソヒョンただいま」
場が固まるとはこういった状態を指すんだな。
みんな固まっている。
が、数秒後凄まじい歓声に変わった。
ソヒョンとスヨンは泣き出してしまった。
ジェシカがユナを涙目で抱きしめる。
「勝手に、私の許可なく居なくなったらダメじゃない。
あなたが居なければ、誰が私の面倒を見てくれるの?
馬鹿ユナ!馬鹿!馬鹿!」
バシバシ叩きながら泣くジェシカ。
もう少し素直に喜べないのか(笑)
しかし、ジェシカらしい。
「オンニ、ごめんなさい。
もうどこにも行かないよ?」
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