鬼蝶

□第1話
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(里桜side)


『うぅ…、もぉだめか…』


バタッ






……………………………………………
(近藤side)


「っテテ、今日もお妙さんは照れ隠しに殴っちゃったりしてお茶目だなぁ」


…あれは誰だ?女の子が倒れてるではないか


「おいっ、大丈夫か…?ってひでぇ傷、これって刀傷じゃないか!急いで連れて帰らなければ…」


「ザキか?今すぐパトカーで来てくれねぇか?ちょっと女の子がすごい傷で倒れててな…おう、早く来てくれよ」


この子…刀持ってる


何者だ?







……………………………………………
(里桜side)




「おいっ、起きろ!!おいっおーい」



誰だろ…


体が痛いしなんか重い…



『うぅ…』


パチッ



「お!おぉ!!起きたか、だ『誰だ』


「あ、俺は近藤勲だ、君は?』


『…里桜』


「おぉー、そうかそうか、里桜ちゃんかー」


『ここは…何処だ』


「ここは真選組屯所だ」


『…?そ、そうか』


真選組屯所ってどこなんだろ…?


ガラッ


「近藤さん起きた見てェだな」


「おぉー、トシか、この子は里桜ちゃんって言うんだよ」


『誰だ、そこの瞳孔開いてるやつ』


「てめェ…、土方十四郎だ
ところでてめェはなんで刀なんか持ってたんだ、廃刀令で刀は持っちゃいけねェだろーが」


『刀は持ってはいけないのか?ならなぜ貴様は持っているんだ』


「それは俺らは警察だからさ」


『警察以外のやつは刀は持ってはいけないのか?』


「まぁ、そうだな、てめェはなんで持ってるんだ、オラその刀よこせ」


『触るなっ!!!!!』


「「!?」」


「里桜ちゃんよ、その刀は大切なものなのかい?」


『あぁ…、そうだ

ところで襖の奥でこの話を聞いてるやつは誰だ』


ガラッ


「ちぇっ、ばれてましたかィ、俺ァ沖田総悟でさァ」


『そうか

近藤さん、警察に入れば刀は持ってもいいってことですよね?』


「ま、まぁそうだが…」


『あたしをここ、真選組に入れてください』


「「「えぇーーー!?」」」


「おい、てめェ、ここは女がはいっていいようなとこじゃねーんだ」


「そうだ、里桜ちゃん、いくら刀を持っていたいからってここにはいるのはちょっとねぇ…、死ぬかも知れないんだよ?剣術とかできるの?」


『ならば私の実力を見せましょうか?ここで一番強いのは沖田さんですよね、沖田さんと一対一で勝負をし、あたしが一本とったらここにいれてもらえませんか?』


「な、なんで総悟が一番強いことを…
近藤さん、どうするんだ?」


「俺は別にいいが…、総悟はどうだ?」


「俺は全然いいですぜェ、まぁ俺が負けるはずありやせんけどねィ」


『そんな口叩いていられるのも今のうちだけと思いますけどね』


「ヘッ、近藤さん道場かりやすぜィ」


「おう」
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