永遠に
□いいなぁー雛璃のねーちゃん
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藍野 雛璃は今。
寺の門の前にいます。
なんで、寺かって?私にも分かりません。
まず、寺の中に中学校ってどうなの⁈
そんな私の心の声はどうやら、本当の声になっていたようです。
? 「なんや?ねーちゃん。四天宝
寺の人やないん?」
赤髪の私と同じくらいの背をしたヒョウ柄タンクトップの子が話しかけてきた。
『うん。転校してきたの。』
『本当に、謙也くんの言ったとおり、寺の中にある中学校なんだな』
ポツリ、私がつぶやくと…
?「えー!謙也知っとるんか!ねーちゃん謙也知っとるん⁈」
?「なら、ワイのことも知ってーなー‼ワイ、遠山金太郎いいます!よろしゅうよろしゅう。」