短編(腐あり)
□親友だと思っていた・・・
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「ルカ、ごめんな。」
ウナスに、急に、押し倒されて、謝られた。
「え?おい、ウナス?どうしたんだ・・・?」
「ごめん、ルカ、俺、ずっと、ルカのこと、好きだった。もう、耐えられなくて、俺、ごめん・・・いやなら、いやって言ってくれ。」
「ウナス・・・・・・
いやじゃ、ない・・・」
「・・・え?ルカ、今、なんて・・・」
「ウナスとなら、いやじゃない・・・」
見たことのない、ルカの照れた表情。
そんな顔をされて、ウナスは昂(たかぶ)った感情を抑え切れず、ルカに性急なキスをした。
「ふっ・・・あ、ウナ、ス・・・」
キスの切れ間から漏れる、甘美なまでのルカの声。
ああ、やっと、ルカが手に入る。
この時をどれ程望んだか。
「ルカ・・・ルカ」
「ふっ・・・うあ・・・」
親友だと思っていた男は、まさか自分に恋心を抱いていた。
親友だと思っていた男と、一線を超えてしまった夜。