長編置き場

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「…あれ?」

リコちゃん達と外出した
日から数日。

私は相も変わらず小金井
くんと水戸部くんと同じ
家に住みお世話になって
いるわけだけどさすがに
お世話になりっぱなしと
いうのも申し訳がなくて
せめて二人がいない間に
出来ることがないかなと
考えつい最近始めたのが
家の掃除と洗濯にお風呂
掃除。

こんなの子供のお手伝い
じゃないかと突っ込まれ
そうではあるけど水戸部
くんと小金井くんが家に
いる間は何一つやらせて
くれないからいつ少ない
女子力が落ちるか心配で
それならば二人の負担が
少しでも軽くなるように
と不在の間にやろうかと
思い立ったわけだけれど
ふとリビングのテーブル
を見てみればA4サイズ
ほどの茶封筒がぽつりと
置いてあり左上に貼って
あるメモ用紙には提出物
明日持って行く絶対!!と
書いてあってああこれは
まさかお届けに行かなく
てはならないパターンが
きたわけですねと静かに
事の状況を把握した。

今、12時前だけど届けに
行って果たして提出間に
合うのだろうか…

ゆるい教授とかならまぁ
遅れても全然許してくれ
そうだけどそこのあたり
どうなんだろう…

もし間に合わなかったら
ごめんなさいと心の中で
謝りながらバッグの中に
必要最低限な物と茶封筒
を入れて家を出た。

お昼なに食べようかな
なんて思ってない全然。

待っててね小金井くん!!



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