長編置き場

□03
1ページ/1ページ




「買い物行くわよ!!」

ばばーん!!

「…はい?」

時刻は朝の9時55分。

水戸部くんと小金井くん
に拾われ数日が経過した
ある日の朝。

その数日の間にこの家で
小金井くんと水戸部くん
が二人一緒に住んでいる
こと又、私が知っている
原作の世界よりもほんの
僅かに進んでいることを
知り内心ではかなり驚き
ながらもここは接客業で
培ったポーカーフェイス
が功を成したのかいつも
通り「はぁ、そうですか」
の返事。

小金井くんの話によれば
小金井くんと水戸部くん
は専攻している科は違う
ものの同じ大学に通って
いるらしくそれならばと
同じ家に住む事を互いの
家族含め許したらしい。

この話を小金井くんから
聞かされたときはお前ら
どんだけ仲良いんだよと
思わずツッコミしそうに
なったけど私もその中の
一人になってたんだぜー
ということを小金井くん
から言われた時はなんと
なくだけど納得した。

そんなこんながあった
ここ数日。話を冒頭へ
戻すと効果音がそれを
表しているかのように
登場したのは短い髪が
とても良く似合うかの
有名な女子高生監督を
務めていたリコちゃん
こと相田リコちゃん。

…と、リコちゃんの横や
後ろにいるのはクラッチ
主将こと日向くんと何度
あのキューティクルな髪
を触りたいと思った事か
と願っていた伊月くんに
木吉くん、そして休みの
日くらいは可愛いと有名
な彼女さんとデートして
あげて?ね?と言うにも
言えない土田くんがいて
何これ誠凛二年生組揃い
踏みじゃんやばい嬉しい
とか思っていればいつの
間にやら私専用の部屋に
連れて行かれたと思えば
リコちゃんに着替えさせ
られ気付けば小金井くん
水戸部くんまで出掛ける
準備万端でさぁ行くわよ
レッツゴー!!というリコ
ちゃんの声と共にわけも
分からないまま私は誠凛
二年生組と街へ出掛けた。


いやもう、ほんとなに?



.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ