message

□第九話
2ページ/5ページ

そんなことも……あったな。
何にせよ、大銀杏か……
中庭の隅に生えるそれはとうに学校の背丈も越し、窓ガラスに接触していた。
俺は真っ直ぐその木の根元まで近づく。
割と……でかいな。
木の幹は50センチ以上は確実にあった。
俺はただ黙ってその周りを掘り始めた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ