花よ舞い散れ

□一章 一足先の出逢い
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犬「かごめ、四魂の欠片の気配はしねーのか!?」

か「うん、ごめんまだ…」

私達はある敵を追っている…
奈落は勿論、それに加えて追っている奴等がいる
七人隊だ。昔、外道と呼ばれる傭兵がいた。その力は七人で百人の働きをしていた集団だった。だが、殺し方が酷すぎた。ある時、大名は恐れをなし彼等の首を討ち取ったそうだ。
残酷な昔話だと思いながら聞いていた訳なんだけどさ。

あ…あの光は…

『あった…。前方に』

アタシは巫女なんかじゃない。薙刀を使ってるし戦闘系の筈なんだけどな

犬「よし、行くぞ!遙香案内しろ!」

『ああ。』

弥「ですが不思議ですね…。かごめ様が感じなかった欠片の気配を…」

『でも、この前珊瑚の弟の琥珀の欠片の気配はどんなに近づいても感じることは出来なかった』

弥勒が多少悩んだ末に考えた結果は

弥「もしかしたら遙香様は汚れた四魂の欠片のみを見つける事が出来るのでは?…?」

『言われてみれば…ね…』
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