進撃の巨人 短編
□踏み出す一言
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「最近ベルトルトとはどうなの〜?」
「へっ??」
食堂でご飯を食べているとユミルが肩をまわして聞いてきた
「あっ!それ私も聞きたいです!!」
「私も!!」
他にもサシャやクリスタが集まってきた...。そんなに聞きたいのか!?
確かに私はべルトルトと付き合ってるけど...
「キスとかしてるんですか?」
「はぁ...!?//」
サシャが私のパンを食べながらとんでもない事を聞いてきた
って私のパン!?
「ちょっとそれ私の...!!」
「そんな事はいいからどうなんだよーw」
ユミル笑いながら言う。そんな事ってひどい....
正直、付き合って3週間たつけどキスとか抱き合うとかしたことない....
私からそんな恥ずかしいことが出来るわけないし、ベルトルトも自分からしなさそうだし....
「....したことない...」
そう言うと、みんなが顔を見合わせた。そんなにおかしいかな..._?
「名無しさんさんからはしないんですか?」
クリスタが首をかしげて聞いてくる
「恥ずかしくて...///」
私がそう言うとユニルが吹き出した。
そんなにおかしいか!?
まず、ベルトルト背高いし自分からは無理じゃないのか...
ベルトルトは192cmで、私は150ジャスト....身長差42cm!?
立ったまんまじゃ自分からは無理だよ!!
「うう...」
私はしたいのにな....不可能なのか...
「なんかもう泣きたい....」
「だ、大丈夫ですか!?」
机に顔をふせる私にサシャが慌てて声をかけてくれた...
「えっ...じゃあ...」
クリスタが何かを考えたついたように言った
「単純にベルトルトさんにお願いすればいいんじゃないんですか?」
「へ.....///」
顔が真っ赤になっていくのが分かる
「いやいや、お願いするって恥ずかしすぎるでしょ!!!//」
私は顔をあげて反論する
「じゃあこのまましなくていいのかよ?」
「うっ....」
ユミルの言葉には何も返せなかった...
「それは...嫌だけど...」
「じゃあやるんですね!!」
パァっとクリスタが笑う。....何この子可愛い//
「えっと...でも...」
まだ心の整理が出来てないし...いつ言えば....
「おーい!!ベルトルトー!!ちょっとこっち来い!!!」
隣でユミルが大声で呼んでいました
「.....って今言うの!?」
いくらなんでも早いし、他の人いるし!!私死にますよ!?いろんな意味で!!
向こう側の席でライナー達と食べていたベルトルトが首をかしげてた
お願い...今は来ないで...!!
「名無しさんさんが呼んでますよー」
クリスタがそう言った瞬間ベルトルトはガタッっと立ち上がった
えっ、ちょっ...//
というかベルトルトの隣のライナー!クリスタ見て頬を染めるな!!
「なに??」
あれこれ悶絶してる間にベルトルトが来た
うぁぁああああああ!!///
「名無しさんさんから言いたいことがあるみたいですよ♪」
クリスター!!!!
「どうしたの名無しさん?」
ベルトルトがニコッと笑いながら言う
....かっこいい....
「あの..えっと....//」
照れて俯いてしまった....
あー!!もう..恥ずかしいよ..
「ほら!!名無しさんさん頑張れ!!」
「頑張ってください!!」
私は顔を上げた。
みんなが作ってくれたきっかけを無駄にしちゃいけない....!!
拳を握り締めて私は勇気を振り絞った...!!
「ベルトルト!!!!!」
「ん??」
私の大声にベルトルトは首を傾げた
い、言うぞ......//
「...き........キスして..........////」
その時...
「んっ.....」
唇に暖かいものが触れた....
そして目の前にはベルトルトの顔があった
えっ....まさか....
「これでいいかな?お姫様」
そうかがんで微笑むベルトルトがいた