☆大まおSS☆
□勘違い
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突然目が覚めた。周りを見渡すと机に散らかる無数のビール缶・・とエッ!!大ちゃん。。⁉
あ。そうだ…。僕の家で飲み会をやってたんだったけ。
『あれぇ・・・?みんな帰っちゃったの?』
「あぁ・・まおが寝てる間にな」
つまんないのぉ〜と思いながら
大ちゃんにお酒を勧める。
『大ちゃんまだいけるよねっ!』
「大丈夫だが、まおお前あんま無理すんなよ?」
『わかってるってー!大ちゃん過保護すぎだよッ!じゃあ2人で呑みなおそー!僕まだ呑みたんないもん!』
「・・・そうだなフッ」
P〜!P.
『うーーーーっ頭いたぁ』
頭がいたすぎて、頭を抑えながら起き上がる。
『なん....あーー。そうだ。僕昨日舞台のみんなとの飲み会で酔い潰れたんだっけ・・。』
あー。立ちくらみしてくるよぉ(T ^ T)
『目が覚めてから大ちゃんと2人で呑みなおしてたんだっけなぁ
それで・・・・』
エ・・。僕の頭の中に僕と大ちゃんがキスしてる映像が流れた...。
『・・・で
なに・・・今の...。』
なんで僕と大ちゃんがキスしてるの?
あれは、昨日だよね?
そんな・・・
僕 大ちゃんと・・・
まさか・・・
ドクンドクンドクンッ心臓の動きが早くなったのがわかった。
僕が・・大ちゃんに・...
待て待て待て待て!
早まるな僕っ!
なにかの間違えって事もあるし....
思い出せばいいんだ...思い出せば・・。思い・・・
うッうわぁぁぁぁぁあ!
キスした所しか思い出せないよー!何してるんだよーーー僕っ
魂が抜けたような気がした。
どうしよう....
どうしたら....ヘタ
いや。どうしようじゃない..よね・・・とにかく
謝らなきゃッ.....。
僕は急いで稽古場に向かった。
稽古場につくと女性スタッフの方達がある方向をみてはしゃいでいた。僕はすぐに確信した・。そこに大ちゃんがいるのだと・・・。
大ちゃんは目立つからすぐ見つかる。整ったあの顔だから僕たち俳優の中でもすごく目の引く大ちゃん。しかも優しくて気配りができるから、もうスタッフの女性メロメロだよ。
でも特に僕はテニミュの時から可愛がってもらえてずっと一緒にいるのが当たり前になってて...
なのにー・・・
目があった..ド キッ
意識してる場合じゃないじゃないか!
あ まお”
ちょうど大ちゃんと話してした豊が僕に話しかけてくる。
なーんでそんなとこでつっ立ってんだよ
2日酔い大丈夫かー?”
大ちゃん______・・・!!
「ま・・お」
どどどどどどうしよう
おはよう?こんにちは?始めまして?ちッちがーう!僕は謝らなきゃいけないんだよ!....
『あ...の大ちゃん...
酔った勢いとわいえ、キスしてごめんなさい!』
“・・・・”
「・・・・とりあえず
場所・・・選べよなーまお」
『あっ』
「まお向こうで話そう」
僕は大ちゃんに言われるままついて行く。着いたのは誰も使ってない休憩室。
「昨日の話か?」
『うッうん...
昨日はっ』
大ちゃん!!顔近いよッ
やばぃ。感触まで思い出してきたよ…////
「まお?」
『ご・・・ごめん
僕 昨日の事全然覚えてないんだけど....キスした事は思い出して...』
まともに顔みれないよー。(´;ω;`)
「覚えて・・ない?」
『それで謝らなきゃって』
? なんだろ...?
『思って...』
「そっか...」
『あ それでキスの事ッ』
「キス?キスなんてどうって事ないだろ。俺この年だからそんな事いくらでもあるって」
ズキッ・・・
『・・・・・そうだよね.....』
酔った勢いなんて事故みないなもんで・・・
どうって事・・ない...
「話それだけか?」
『う・・うん…』
大ちゃんにとってはそんなもんなんだ・・よね
「じゃあ悪い
俺スタッフさんに呼ばれてっから先行くな」
『そっか。
僕が意識しすぎだったんだ....
気にする事なかったのに、よかったよかった...』
・・・でも何で・・さっきから
胸が痛いの...・・?
僕は気づきかけた自分の気持ちに鍵をかけ仕事に集中する事にした。
『それで良がね....・・
大ちゃん?』
「悪い。今日も一緒に帰れない。」
今日で・・・3回目・・
『....うん』
何か...
『大ちゃん!』
「悪い」
おかしい・・・
最近大ちゃん まおぉ~まぉ〜 ってまおに引っ付く事減ったなぁー売れっ子で疲れ切ってるのかぁ。ま それだけでほぼいつも通りだけどなぁ”
豊・・。違うよ
僕にはちがう....
僕は..避けられてる・・・
許してくれたんじゃなかったの・・・?
僕は我慢ができなくなって大ちゃんを呼び出した。
『何かしたなら・・言ってよ…』
「場所選んだのはえらいぞ。まお」
『この間の事 やっぱり怒ってる?僕がキス・・した事』
「そうじゃない」
『だッだったら何でッ』
「言いたくないんだ・・・
それに忘れてるなら、まおにとっては どうでも良い事だったんだろ?」
何...それ...
「話はそれだけか?なら行くぞ」
『大ちゃん・・・』
わかんないよ…
「・・・・べつにまおの事嫌いになった訳じゃないから...」
嫌いになった訳じゃ・・・
嫌いになった訳じゃ・・・ズーン
『どうやら僕はよっぽどの事をやかしたみたい・・
言いたくないって...キス以外に思いつかないって・・..何で僕覚えてないの?』
何まお
大ちゃん襲ったの?”
『ばっバカ言わないでよ‼僕同性の大ちゃんの体に興味ないよ!』
興味ないヤツとキスしたのは誰?アハハッ”
『うぅ"。・・シャレになんない...よね』
放っておけばいいんじゃない?何にせよ嫌なら嫌って大ちゃんは言うし。嫌いじゃないって言ったんだろ?その内元に戻るって”
『その内なんて・・・嫌だ..』
すっごく胸が痛いもん・・
大ちゃんスタッフさんと仲良く喋ってる....。
『大ちゃんの家行けなくなる』
“何だその言い訳アハハッスタッフさん達に妬くな妬くな。好きすぎるのも考えもんだな"よーしよし
『誰がす・・き』
好きだ--------好きなんだよ・・・
『・・・・・』
”まーお?まーおくん?”
『あれ・・は....』
記憶・・・?僕あの時 大ちゃんに告白しちゃったの...?だから・・
繋がった...気がする
そりゃ避けたくなるよね...僕は男で・・・ずっと友達で だから
だけど・...。
『なんかイライラしてきた』
”ごっごめン”
その夜僕は大ちゃん家の玄関で大ちゃんが帰ってくるのを待ち伏せ
した。
「え・・。まおッ‼なにしてんだよ!風邪引くぞ」
『・・・僕 全部思い出したと思う・・から』
「・・、とりあえず入って」バタン
『・・嫌なら嫌って言ってよ...』
・・・・・あれ?
『そりゃ男から告白されて困るのはわかるけど
何も遠回しに俺は女の子が好きですって見せつけなくてもいいでしょ?』
うッ・・ガマンできない
『嫌いになってないって言うのは大ちゃんの優しさかもしれないけど....』
僕怒ってるのに・・....苦しい・・
泣かないって決めてたのに・・。
ジワッ・・
『迷惑だったなら言ってくれた方がまだ____ごっごめん・・だから、いいんだよ。ちゃんと振っても「待て。誰が誰を振るんだ?」
『だッ大ちゃんが・・・僕をだよっっ』
「何でだ?」
『僕が大ちゃんを好きだって言ったから』
「まおはさ、俺が好きなの?」
『そ・・・・・..は?』コツン
え。大ちゃんが僕の肩に頭を乗せて震えてる....?
「プッ・・・ククク....」
『なっ何だよぉ。そんなにおかし...』
「違う。ごめん・・悪い本当に
でも.....ククク・・
まお全然覚えてないから・・まぁいいわ。聞きたいことは聞けたし」はぁーっ
『へ?』
「2回も言うなんて嫌だったんだよ。だってあんなに緊張するなんて思わなかったしな...本当は言うつもりなかったんだよ。でも言えるならあの時しかないって・・」
え・・上手く思考がついてかないよ・・
「そう 逆なの。まおが覚えるのは・・
告白したのは俺 キスをしたのも俺。酔ってるのはわかってたけど持ってた勇気全部振りしぼって告白したのにさ、まお覚えてないしがっくりだろ?」
僕はなんで・・、
不思議に思わなかったの・・・?
「それに腹立つのもあったけど、今まで通り接してられるかわからなくなって
距離おきたかった....」
自分が告白した・・なんて・、、
これじゃぁまるで....
「なぁ・・まおも俺が好き?
まお___」
ドクン
僕が大ちゃんを・・、、、.
『僕・・?、、。僕は...・・
大ちゃんがす・・き...だよ』
僕は自分の気持ちに気づいてなかっただけだったんだ・・。ずっと前から僕は大ちゃんが好きだったんだ。好きだよ・、。大ちゃん。