黒と緋の鏡

□第六夜
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「ただいま戻りました」

昌浩が自宅の門をくぐると向こうからパタパタと駆け寄ってくる姿が。



「昌浩昌浩!!おかえりっ」


白い髪を揺らし、まあるいほっぺを紅く染めて紡はにこにことやってきた。

「ただいま」

それにほんわかと和む昌浩。自分が1番下のため、弟がいたらこんな感じなのかとおもう。

そんな紡は昌浩の幼少のときの着袴をきていている。
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