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□第2章DARKNESS CONSPIRATOR
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エ「あいつは昔から言い出したら聞かねぇからな。あの頑固な性格も変わらねぇままでよ」
サ「はは、そうなのか・・・」
サ(ま、多分あんなに頑固になったのはエース絡みのことだからと思うけどな)
レイファはエースのことに関して以外は割と素直なほうだった。しかしエースのことだと断固としてゆずらない。
サ(愛されてるねぇ〜あんなに想われて、羨ましいわ)
サッチはニヤニヤとエースを見た。
エ「な、なんだよ(¬_¬;)ニヤニヤして気持ちわりぃな」
サ「べつに〜?ただお前愛されてるな〜って」
エ「???」
エースは?マークを頭上にいっぱいだして首を傾げた。
サ(あらら、鈍感ですこと(^_^;))
『エーーースーーー!!』
ドンッ!!
エ「うおっ!!」
いきなり後ろから衝撃を受けたエースは危うく前に倒れそうになるが、かろうじて踏み止まった。
エ「てめぇな!!何しやがる!!」
『ねぇねぇエース!!もうすぐ島に着くって♪だから一緒にまわろ♪』
エースの話をスルーしてレイファは笑顔で言った。
エ「おめぇ、ずいぶんと立ち直りはぇのな(-.-;)」
『なにいってるの?あんなくらいじゃこのレイファ様はへこたれないって♪』
エ(昨夜はあんなにへこんでたくせに(¬_¬;))
エースはそう思ったがあえて言わなかった。言えば昨夜あの場にいたことがばれてしまうからだ。
『それに入隊の条件は“エースの出した試験をクリアすること!それまでは無所属の見習いとして船に乗る”っていう約束だったし、元々アタシのわがままで置いてもらってるんだから、これ以上のわがままは言えないもん。でも次は絶対成功させてみせるからね♪エース♪』
レイファはそう言うとニッコリと笑顔をみせた。
エ(ふ、相変わらず前向きだな)
エースは心の中で笑った。
『それより今は島だよ!し・ま!美味しいものがいっぱいあるんだって♪オヤジ様も特別に行ってもいいって言ってたし、ねえいいでしょ?一緒にいこ♪』
レイファはぐいぐいとエースの腕を引っ張る。
エースはため息をついて
エ「はいはい、わかったよ(苦笑)」
『ほんと!?ヤッターーーーーーー!!』
レイファはピョンピョンと甲板中を飛び跳ねはじめた。
エ「ほんとに、子供だな(^_^;)」
サ「はは、元気で可愛いじゃねえか!二番隊がダメな
らうちの四番隊に誘っちゃおっかな〜」
軽い気持ちでサッチが言うと横からどす黒い負のオーラが漂ってくるのを感じた。
エ「(-_-#)」
サ「そ、そんなに睨むなって(^_^;)冗談だよ」
サッチは冷や汗をかきながら睨むエースを宥めた。
サ(えらく嫉妬深いじゃねぇかおい(^_^;))
サ「ま、あの子は二番隊以外なんて考えていないだろうさ、エース大好きっ子だもんな〜羨ましいな〜このこの♪」
エ「・・・ふん///」
肘でつつきながらからかうサッチにエースは少し顔を赤らめてそっぽを向いた。