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□第1章RMANCE DAWN
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富、名声、力 この世のすべてを手に入れた男 ”海賊王 ゴールド・ロジャー”
彼が死に際に放った一言は、全世界の人々を海へと駆り立てた。
「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる・・・
さがせ!!この世のすべてをそこに置いてきた!!」
世は大海賊時代を迎える・・・
ここグランドラインの海上ではある一隻の船で激しい戦闘が繰り広げられていた。
『波動掌!!』
敵船のクルーに一撃必殺を喰らわすレイファ。技を喰らったクルーの男は泡をふいてのびてしまった。それからも次々と敵が襲い掛かってきたが、まるで歯が立たなかった。
「なんなんだ!?この小娘は!?化け物か!?」
『ふん!この白ひげ海賊団二番隊隊員候補レイファ様をなめないでよね♪さあどんどん掛かってきなさい!!』
ビシッと人指し指を敵に向かってつきつけた。
しかし、その油断のせいで陰から銃口を向けてこちらを狙っている一人の男に気付かなかった。
「よ、よし!これなら・・・」
エ「おいおい、ずいぶんとせこいじゃねぇか」
「!?」
背後から聞こえた低い声に思わず振り返ると男の顔は一瞬にして青ざめた。
「ひ、火拳のエーグハッ!?」
男が言い終わる前に蹴り飛ばすエース。その音に気づき、後ろを振り返るレイファ。