君と出会えた日[メウツシ団]

□親切すぎませんか。
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シャワーから戻り、リビング(だと思う)に行くと、サクラさんとショコラさんとユウコさんがいた。

私が戻ってくるのを見ると、ショコラさんが口を開く。

「あ、おかえり。ねえ、私もカナってよんでいいかな?」

「あ、はい。」

こうやって話すのはずいぶん久しぶりな気がする。

「あ、私もそう呼ぶー。あと、そんな固くなんなくていいよ?タメでいいからね?というか、タメで話せ。」

「え、はい。あ、うん。分かったよ。」

初めて会った人にタメなのは失礼な気もするけど、まあ、いいか。

あ、そういえば、お母さんに電話しなきゃ。

私は携帯をもって廊下にでる。サクラの口角が少し上に上がった気がした。

バタンッ

大きく音をたてて閉まる扉を背に携帯を開く。

ガチャ お母さんが電話に出たそうおもったら、急に怒鳴り声が聞こえる。

「神奈!どこにいるの!?お前が買い物に行ってから何時間たったと思ってるの!!」

「ご、ごめんなさー・・・え?そんなにたってた?あ、えと、今はー」

何て言おうか。うーん。あ、

「友達の家に雨宿りさせてもらってたんだよ。」

「え。そ、そう。うーん。そうねえ。今日は泊めてもらえたり、しないかしら?」

急に態度が変わったぞ。それにしても、泊めてもらう。かあ。できるかなあ。

「泊めてもらえるよ。」

とっさに口からでたでたらめは、後悔しか残らなかった。

「あらそう。じゃあ、明日ちゃんと帰ってくるのよ♪」

機嫌が良くなったのはたぶん、私に友達がいた、というのを知ったかだろう。

それにしても、どうしよう。

泊めてもらえるかなあ。はあ···
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