メウツシ団員との出会い
□ゲームに勝って、勝負に負けた <前編>
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「大丈夫だよ 。あんたこそ怪我はないか?」
「あ、うん。」
はあ・・・めんどくせえ。
友達のとこに戻ってくぶつかったやつの背中を見送る。あいつって、確か同じクラスの・・・葉月・・・葉月ショコラ、だった・・・はず。
もういいや。早く教室にいこう。
* * *
扉を開ける。誰も俺のことを気にしない。当たり前だが。
自分の席に座り、溜め息を漏らす。
そんななか、となりの席のやつが話しかけてきた。
「あ、えと、黒月君。おはようっ!」
ん?んーと、誰だっけ。
まーいいや。別に覚えてところでなにも起こらない。
「おはよう。」
とりあえず返事を返す。
会話はもちろん続かない。
そして、なにも起こらず、1日を終える。