story

□50m
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鮫柄との合同練習当日。




仮入部ではあるものの怜を加えて男子部員は4人となった。





「やっぱり屋内いいなー。」


鮫柄の屋内プールを見渡し感動したように言った。


一方江はあちこち周りを見渡して目を輝かせていた。



「なんか久しぶりだね。」


真琴は遙に言った。


その後ろで名前が羨ましそうに見ていた。


気づいてしまった真琴は苦笑いを零す。



反対側から鮫柄の部長 御子柴が声をかけてくる。


挨拶をした後、遙に気づき長々と小学生時代の話をする。



その最中に凛がプールサイドに入ってきた。


それに気づいた似鳥が話しかける。


凛は別に、と言って遙達のほうに視線向けた。




そんな凛に気づいた江と渚が凛に駆け寄る。



名前も大変久しぶりだったこともあり挨拶がてら近寄った。


近寄ってきた名前に凛は訝しそうな顔をしたが、はじかれたように目を見開いた。


「久しぶり。5年近く会ってないと顔は忘れるね。

小学生のころいくらか大会で会ってた名字です。」



名前は自分から名乗った。



「お前なんで水泳部なかった岩鳶にいる?」



と凛が聞くが名前は内緒、とはぐらかす。



納得のいかなそうな顔をする凛を見て、名前は後で、と返した。



名前としてはあまり公言するつもりなどなかったが、いつか必ず根掘り葉掘り聞かれると思いそう返すしかなかった。



怜は凛の渚への態度に不快感を露わにする。
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